ジャングルを旅してみたい。
どうせなら誰もいったことがない場所へ。

砂漠やアラスカとは大きく違い命溢れるジャングル。

一人きりで川幅数百メートルの川を地元の木製カヌーで下っていく3ヶ月の旅。

寝るときはジャングルに分け入りハンモックを吊るして眠りにつく時のありえない恐怖。

あらゆる種類の生き物が蠢き、鳴き、戦い、食い食われるジャングルの怖さの先立つ響きが、

不思議なもので人間はどんな状況にも慣れていく。

そして時間が経つにつれ、恐怖でしかなかったジャングルの野生の音が、まるで数百万年続く交響曲のように美しいシンフォニーのように聞こえ始めた。

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​多様な生態系の醸す響きを聴きに僕はこのジャングルを訪れたのだ。

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