みなさま コロナウイルスの影響で、 私たちのプロジェクトEXPEDITION AMANA(エクスペディション アマナ)もその煽りを受けて、残念ながら春から予定していたテスト航海のスケジュールを見直ししなければならない状況となってしまいました。
今回の僕自身の帰国の理由はコロナ・ウイルス対策として葦船製作地のサンフランシスコ・ベイエリア(現在はカリフォルニア州全土)が閉鎖となり外出禁止令が出たためです。
活動ができない上、ビザの期限を考えて一時的に帰国して次のタイミングに備えようと決めました。
現在までの進捗状況です。
船体の材料となるアシの束500束の刈り取り、乾燥、保管が終了。
葦船製作地の交渉済。(現在は申請書類を弁護士と作成中)
3枚の麻100%のセイルのオーダー済。
マスト、舵の製作準備。
製作ボランティアの募集。
もろもろの材料の準備となります。
本来なら3月末からの製作、4月からのテスト航海の予定でしたが、一旦作業を延期しサンフランシスコ・ベイエリアでイベント開催が可能なタイミングで製作から再開することにします。
応援してくださってる皆さんにはご心配おかけしますが、必ず成し遂げる強い意志を持っていますので再開の時期を共に待っていただければとても嬉しいです。
今後はまず4月末を区切りとし、5月以降に葦船製作が再開できるかどうかを判断します。
僕自身の今後の取り組みとしては、まずはアメリカからの帰国のため、当面の間自主的に自宅待機します。
いつでも再開できるように、日本からできる準備、葦船の設計の見直しなどよりよい船ができるとために時間を使っていきます。
葦船の航海では、嵐や向かい風が吹くと思い切って帆を下ろします。
そして普段できない修理や片付けをし、英気を養い、次の風を待ちます。
いつか、追い風に変わった時に帆を上げて「進む」ための備えです。
「待てば海路の日和あり」
葦船のあった時代の緩やかな時間や人生の大切さも改めて学んでいきたいと思っています。
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